アスタキサンチンを持つ動植物1

アスタキサンチンを持つ動物や植物は、自然界にたくさんあります。
中でも一番なのはカニでしょうか。
カニというと、多くの人が真っ赤な色を想像する事と思います。
アスタキサンチンによってもたらされた赤がこの色です。
ですが、カニは生きているときは黒みがかった青灰色をしているのです。
これは、アスタキサンチンがたんぱく質と結合し、カロテノプロテインという物質に変質しているためです。
加熱、つまり茹でたり焼いたりした場合、分離してはじめて赤くなるのです。
ということは、生きている状態で赤くはない生物でも、その身にアスタキサンチンを含んでいる可能性があるということなのです。

具体的に挙げると、鯉やタコもこの一種です。
タコにも赤いイメージを持っているかと思いますが、赤い色は茹でてはじめてそうなるのであって、やはり生きているタコはカニのように黒っぽい青灰色です。
生のタコを見たことある人は、納得できるかと思います。
鯉も同様です。
ただ、鯉には錦鯉のようなはじめから真っ赤な鯉もいます。
実は、これは観賞用として人工的に模様をつけたもので、本来の天然の鯉は黒っぽい色をしているのです。
加熱をすれば赤くなることでしょうが、鯉を過熱する人もあまりいないでしょうね。

金魚も鯉と同じく、アスタキサンチンを持った生き物です。
基本的には金魚も観賞用として色づけされていて、ヒブナという魚がその元となっています。
ヒブナは元々赤みを帯びていて、鯛の色に似ています。
タンパク質との結合がさほど強くない場合、赤色を帯びるのです。
この魚たちは、そういった理由なのでしょう。

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